神崎川番田水門の設置及び内水対策について

更新日:2020年11月19日

番田水路の流域の状況

番田水路の流域は、上流の一部を除いて、女瀬川、芥川、淀川、神崎川、安威川の堤防に囲まれた区域(「内水域」)となっています。 この「内水域」では、神崎川の河川水位が豪雨等により高くなった場合、雨水を自然に排水することができなくなるため、ポンプによる強制的な排水が必要となります。 さらに、番田水路の堤防高が神崎川より低く、神崎川の水位がその堤防高よりも上昇した場合は、神崎川の水が番田水路へ流れ込み(「背水」という。)、「溢水はん濫(堤防から洪水があふれ出ることにより起こるはん濫)」する可能性があります。

このような状況の中、大阪府関係機関、関係市(高槻市、茨木市、摂津市、吹田市)、神安土地改良区からなる、「神崎川番田水門設置及び内水対策検討委員会」を平成7年に設置し、「番田流域の洪水被害を軽減するために関係機関が協力して、どのような対策が必要か」について協議、検討をし、平成13年度に、各関係機関の内水、外水対策の役割分担を決定しました。

平成27年3月に委員会は解散しましたが、同年7月に今後の番田流域の内水対策の進捗状況、各施設の操作状況について情報の共有化を図るため「番田流域内水対策連絡会」が新たに設置されました。

事業の内容

神崎川番田水門が、大阪府西大阪治水事務所の手により平成19年度に完成。
鳥飼北部ポンプ場が、大阪府北部農と緑の総合事務所の手により平成18年度に完成。
安威川左岸ポンプ場が、大阪府北部流域下水道事務所の手により平成20年度に完成。
関係市による、農業用水路等に流れる大雨時の雨水を公共下水道への取り込み口設置工事が毎年着々と進められています。

番田水門場の写真

番田水門

鳥飼北部ポンプ場の写真

安威川左岸ポンプ場

安威川左岸ポンプの写真

鳥飼北部ポンプ場